その村には、数世紀にひとりと言われた奇跡の刀鍛冶がおり、その彼の最後の作品がゾードなのである。
ゾードは優れた名剣として人から人へと継承されたのだが・・・ある時、恐ろしい魔物の手に渡ったのだった。
※ あくまでも、本来の姿は " 剣 " なのだが、何故か~年老いた人間の姿が気に入っているらしい (謎)
それまでは、邪悪なものを退治する為に使われてきた事しかなかったゾードであったが、
・・・その運命が180度反転し、まったく変わってしまったのである。
これまで、数多くの悪党や怪物の血をすすってきたゾードを手に入れた魔物は、
不可思議な妖術を使い・・・己に相応しい " 魔剣 " として蘇えらせるように大改造を施した。
この頃から、ゾード自身も意思を持ち始め・・・どんどん邪悪に染まっていくことになる。
・・・そう、まさに恐怖の " 魔剣ゾード " として~新たに生まれ変わったのであった。
しかし、数百年も経った時であったか、ゾードの持ち主である異形の魔物は、
とある " 伯爵 " と呼ばれていた魔物バスターとお供の一行らの手にかかり、
その邪悪な命を落とす事となって・・・長きに渡った悪行に終止符を打ったのである。
その時のことなのだが、ゾードを目にした伯爵がこのまま破棄するのはとても惜しいと判断したのだ。
伯爵 「・・・ふむ、・・・稀に見る名剣だ、・・・実にもったいない、・・・そうだな、・・・ダンに任せるとするか。」
そういって、彼の城に持ち帰り~執事のダンに預け、また長い年月を経て・・・邪悪を抜き去ったのだ。
いっときは、伯爵らと共に魔物バスターとして行動もしていたが、
己自身が、自らを手にするに相応しい剣士をみつけ育てたいと申し出て、旅に出ることになった。
大魔剣ゾード 「・・・世話になりましたな、またいつぞやお会い致しましょうぞ、伯爵殿。」
伯爵 「・・・うむ、・・・いつなりと、・・・戻ってくるがよい、・・・貴公の剣士、・・・育てあげるがよいぞ。」
こうして、大魔剣ゾードは旅立ち、めぐりめぐって~黒騎士 " バーバラ " の手に渡るのである。
ちなみに、ゾードが扮している老人の姿であるが・・・彼を誕生させてくれた、奇跡の刀鍛冶のものである。
・・・つづく。
ナレーション 「・・・ひょうひょうとした老人は、彼の生みの親とも言える~名もない刀鍛冶屋のじぃさんが、
その " モデル " だったのですなぁ~ちょっと泣けるいい話っすね ♪ ←よくあるありきたりの設定だよ。
~ってことで、なんと大魔剣ゾードには・・・あの " 伯爵 " と深いつながりがあったのでした ^^:
一度は闇の世界へと堕ちた魔剣ゾードでしたが、見事転生し・・・大魔剣へと成長したのでございます。
これで、この話も何故か・・・「空想紙芝居」の本編にリンクしちゃいましたよねぇ~っ (謎) ←おいおい!
ではでは、またここで~この時間に・・・まったりとお会いすることにいたしましょう w 」
送信者 kurenai's BLOG (謎) |
※ 見慣れてきますと~可愛くみえてくるもので・・・今後、活躍するかもって、気になっちゃいますなぁ ^^;
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