ページ

2010年6月6日日曜日

バーバラと剣

西洋の騎士でありながらも、東洋のサムライスピリッツをリスペクトしている魔法剣士 " バーバラ "

しかし、バーバラが使える魔術はごく限られた範囲でしかない・・・彼女が魔道と契約しているのではなく、
彼女の所持する愛剣そのものが・・・ひとつの特殊な意思を持った "  魔界の存在 "であったからなのだ。



※ バーバラは常に考えていた・・・己が君主となるに値する人物と~果たして出会えるのかどうかを !?


剣の腕をさらに磨くべく、修行していた頃・・・バーバラは森の中でとある老人と立ち合う事となった。


姿こそは老齢に見えるが、かなりの使い手であることは明らかであった・・・、

その当時、すでに周りでバーバラに剣で適うものはほとんどいなかったが、油断はしなかったつもりだ。


やはり彼女の見込み通り、老人の剣はすさまじいものがあった。



そんな相手に、バーバラの鋭い剣は~容赦なく眼前の老人に向かって攻撃をかけるのだが、

その太刀筋はことごとく見破られ、水のように~風のように・・・すーっと寸前でかわされるのである。


そのまま数時間、いいようにあしらわれていたバーバラが、戦いの最中ふと気づいたのは、

この老人には・・・いっさいの殺気がなく、どこか透き通っており~とても自然体であったということだった。


バーバラ 「・・・ご老人、参りました。。。わたしの負けを認めます。」


老人 「ふぉっふぉっふぉ・・・、おぬし若い女性の身でありながらも、まこと見事なものじゃな。

それに、そのいさぎよさ~心地よいわい、アッパレと言ってよいじゃろうなぁ・・・よし、おぬしに決めたぞ!」


バーバラ 「・・・は、はぁ。」


何やら訳わからぬ事をいう目の前の老人に、翻弄されながら~事態を見守る彼女であったが、

次の瞬間、そんな飄々とした老人の姿は・・・みるみると大きな平たい剣の形へと変わっていったのだ。


大魔剣ゾード 「わしは、わし自身を使いこなせる見込みのあるものを探しておったのじゃよ、

おぬしは、まだこれからの荒削りじゃが、素質は充分あり、まぁ、合格としてやろう~ふぉっふぉっふぉ w 」


バーバラ 「わたしは、もっともっと強くなりたいのです・・・その為なら、ご助力願いたく思います!」


こうして、奇妙な主従関係をゾートとの間で契約し、さらなる修行を続けることとなったバーバラ

とても簡単なことではなかったが、徐々になんとかじゃじゃ馬とも言える魔剣を己がものとしていった。



そして、この剣に関してのみ・・・いくつかの魔法を含んだ攻撃ができるまでに成長したという訳である。 

まだまだ、完璧というものではないが~バーバラの強さは半端ないものになっていった。


バーバラ 「・・・そうだ、何故いままで思いつかなかったのだろう~極東にあるあの国へ行ってみよう!」


このまま修行をつむだけの人生では、 " " に囚われたようなままであると常々考えていたのだが、

一縷の望みをかけることにより、そんな曇っていた彼女の心に・・・かすかだが、光明が射したように思えた。




・・・つづく。




ナレーション 「・・・バーバラ魔法剣士といわれるのは、こういう事情があったからだったのですなぁ w

ってことで、次回があるならば~バーバラはなんと " 日本 " へとやってくるっちゅー事っすね ^^;


さてさて、いまの日本にまことの侍はいるのか・・・彼女の目にかなう君主は存在しているのでしょうか?


これで、当初の予定通りに~まぁ違和感なくバーバラ日本へ来る話へと繋がりましたなぁ (謎)


やでやで~一時はどうなるかと心配しましたが、やはり悪運が強いというか~なんとかなったっす ♪  

※ 全然、なんともなってないじゃん~とかいうツッコミは、ちと置いておいてもらいます。  ←おい!


ではでは、またここで~この時間に・・・まったりとお会いすることに致しましょう。」



※ 黄金の国、ジパングで・・・彼女を待つ運命は如何に~さて、誰と共演することになるのかな w (謎)

0 コメント:

コメントを投稿