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2010年3月18日木曜日

髑髏の女

現在のトランクの継承者・・・つまり、 「魔装獣使い」 と呼ばれる為には、強靭な精神力で己を誇示し、
荒ぶる " 魔獣 " を完璧に制御する必要があるのだが、並大抵の魔獣使いにはとうてい不可能な事である。

それともうひとつ・・・特殊な条件?とも言えるべき~ある不思議な事柄が付随してくるのだが。。。


※ 古の魔獣を装着?という形でなれる " 魔装獣 " であるが、身の丈は5m以上か~かなりでかいのだ。


古びたトランクに封じ込められた魔獣は、その強力な結界の元・・・封印されているので、

たとえ、トランクが粉々に破壊されようとも、異次元から出ることは適わず本来の姿に戻る事はできない。


・・・それほどまでに鉄壁な、いや完璧な " 封印 " だと言えるだろう。



そうして、時を超え・・・時代を超えて、 「魔装獣使い」 たちに受け継がれてきたのである。


あるものは呑み込まれ、またあるものは後継者に譲り、幾人もの手に渡ってきたトランクなのであるが、

中世期始めごろ、その時の継承者であったある女性、・・・ " ミキ " という 「魔装獣使い」が、

戦いに傷つき、瀕死の重傷を負ったおり、最期の力を振り絞って、己に禁断の錬金術をかけたのである・・・。


その魔法は、たとえこの身が朽ち果てようとも、己が魂をトランクの中へと封じ込めて、

代々の継承者へ多大な影響を与える存在になれるようにという・・・ " 摩訶不思議 " なものであった。


・・・では、いったいどのような影響なのかというと、

その継承した「魔装獣使い」の実力次第で変わってしまうもので、

あるものは影響をもろに受け、まんまと身体をのっとられてしまったり、

またあるものは彼女の存在にさえも気づかぬままずっと継承していたり~と様々で・・・ (謎)


このミサの場合でいえば、そのまま封じ込めて無視しておく事もできたのだが、

面白いからという理由で、時々、身体を貸してやり~ミキに自由にさせているというものであった。


それゆえ、ミサは突然・・・髑髏の女性の姿になってしまうという訳なのである。


これは、彼女・・・ミキの身体がとうの昔に朽ち果てていることに起用するもので、

この影響によって、現在の継承者であるミサ自身の身体が実際にドクロ化しているという訳ではない。



・・・つづく。



ナレーション 「・・・これまでに度々見せた " 髑髏姿 " の正体は、そういうことだったのですなぁ w


いわば、トランクの居候といえばいいのでしょうか?・・・そんなの錬金術によってミキという女性は、

自分自身を未来永劫封じ込めてしまうなんて~あまりいい考えとは思えませんが、どうなんでしょう ^^;


これで、だいたいの説明文はおわって・・・基本設定はできあがったようですね~っ (謎)  ←おい!


まぁ、会話もまだないので~ミサの性格もいまいち把握できませんが、また次回以降のお楽しみって事で ♪



ではでは、またここで~この時間に・・・お会いすることにいたしましょう。」




※ ミサが所有する封印トランクには " 魔装獣 " と " ミキの魂 " が封じ込められているのであった。

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