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2010年3月20日土曜日

ミサとミキ

魔装獣封印されている古のトランクに、ちゃっかりと共生 or 憑依している中世期の女性・・・ " ミキ "

この古びたトランクの現在の継承者、 「魔装獣使い」 の " ミサ " とは相性がいいみたいで、
肉体が滅び、魂だけになったミキにとって、いままでの中でかなり居心地がよいと感じているようであった。




※ こうして、いろいろと着替える事により、乾いたミキの魂も~ほんのつかの間であるが癒されるらしい。


ミサたち " 魔獣使い " には、いくつかのギルドというか・・・所属している組合があり、

そこから依頼されて、仕事をこなしているのが通常のことである。

※ もちろん、どこにも所属しない裏稼業を生業とした悪質な " 魔獣使い " も少なからずいるのだ。



その仕事内容は、様々であるが・・・命を失う危険なものも多く存在すると言われている。


たとえば、異なるギルド同士での闘争に駆り出されるという依頼もあるので、

結局、力のないものは淘汰されていく " 情け無用 " の非情な世界であることが伺える訳なのだ。



ミサが登録されている " Sランク " は、特別なクラスで~自由に仕事を選択できる権利を有している。

つまり、気に入らない内容の仕事は拒否できるという特権を持っているということになる。


それに、ひとつの仕事の単価が高いため、そうやっきになるような事もなく・・・、

比較的のんびりと、自由気ままに旅行がてら、世界中を渡り歩くのがミサのライフ・スタイルであった。


ミキ 「ねぇ、いいだろ・・・そろそろ、あたしにもいっぱい着せ替えさせておくれよ。」


ミサ 「はいはい、あんたったらホントにひとりファンション・ショーが好きなんだね~ w 」


ミキが生きていた頃と比べても、いまの時代はかなりファッションにも違いがあり、

その当時ではまったく考えられないくらい種類も増えているのだが、ミキが特に好むものは、

かなり露出の多い、所謂 " セクシー系 " なド派手衣装で・・・まとう布が少ないほど熱くなれるらしい (謎)


それなりに付き合いも長いミサは、その辺の事も熟知していたので、それ系の収集は手馴れたものだった。


ミキ 「あぁ~やっぱりいいね~気持ちが若返る気がするよ~あたしらの頃よりいい時代になったもんだ。」


ミサ 「・・・ったく、何百年前の話をしてるのよ。。。で、どうなの~もう気が済んだかな?」


ミキ 「いやいや~ずっとこのままでいれたら " ルンルン " だけどさ、あんたに悪いじゃん w 」


ミサ 「へ~、わかってんなら・・・いいよ、じゃもう少しだけこのままでいてあげる事にするからさ ^^ 」


とうの昔に肉体は滅びてしまった為、その魂は浄化されることなくトランクに憑依?したままの~、

そんなミキが転生という形で、現世によみがえれる可能性は・・・ほとんど " 0 " に等しい、

この先何か特別な方法があれば、これに限ったことではないかもしれないが・・・


現状では、残念ながら・・・まったくもって~そのような望みは一切ないと言えるだろう。



・・・つづく。




ナレーション 「・・・やっと会話が出てきて、少しはお話らしくなってきました " MMコンビ " シリーズ w

しかしまぁ、何が目的のストーリーなのかは・・・依然不明のままでございますが ^^;  ←あるのか目的?


ミサミキの関係は、一言では言い表せない何か不思議な間柄のようでありまして、

奇妙な " 友情関係 " というか、けっして " 主従関係 " ではないとは思いますが~さて、どうでしょう (謎)


この先、お話がちょっとでも進展することを期待しつつ・・・本日はこのへんで~おいとましますね w  


ではでは~またここで、この時間に・・・お会いすることにいたしましょう。」



※ 思う存分、お着替えが楽しめて、ご満悦な " ミキ " さんですが~その心はいつも乾いているのだとか。

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