魔装獣使い

・・・その女性はかなり大きなトランクを片手に、とある港にたったひとりでぽつんと佇んでいた。

彼女はただの旅行者なのだろうか？～ある意味そうであるが、またある意味そうでないと言えた・・・
何故ならば、そのトランクの中には古（いにしえ）の力により封じ込まれた " 魔装獣 " が入っていたからだ。

※　見た感じ、どこにでもいる普通の女性なのだが、彼女はとても恐ろしい魔獣に変身できるのである！


彼女の名前は・・・ " ミサ " といい、本業は～所謂 " 魔獣使い " のひとりなのであった。


ひょんなことから手に入れた～古びたトランクに封じ込まれた " 魔装獣 " と出会うことにより、

世にも数奇な運命へと・・・導かれた女性だったのである。



この謎のトランクには、特別な秘術により凶悪な魔獣が " 封印 " されている訳なのだが、

古（いにしえ）の魔獣が祈りにより呼び出され、彼女自身を取り込むことによって～漆黒の魔装獣となり、

その時こそ " ミサ " は、強大な破壊力を意のままにする特殊能力を手に入れる事ができるのと言えよう。

※　魔装獣と化したミサは、その内部より強靭な精神力で操る事により魔獣をコントロールしているのだ。



しかし、魔装獣はトランクに封印こそされてはいるが、その凶悪なパワーは未だ健在で、

これまでに、幾人もの魔獣使いたちが力及ばず、呑み込まれ吸収されるという悲惨な最期を遂げている。



こうして、何世紀にもわたり～人から人へ・・・いや魔獣使いたちの間で、

密かに恐れられながらも受け継がれてきた～まこと呪われし封印のトランクなのであったのだ。



そして、このトランクの持ち主を・・・代々敬意を表して、「魔装獣使い」と呼ぶのである。



・・・つづく。



ナレーション 「・・・随分、ひさしぶりの番外編になりますが、新キャラの " ミサ " 嬢をヒロインに向かえ、

まぁ新シリーズとまではいかないでしょうが～ " 魔装獣使い " というお話になるようでございますな （謎）


今回、特に注目して欲しい事柄は・・・本編ではお馴染みのキーワード " 封印 " というものであります。


この " 封印 " という設定は、本編における重要な要素でありまして、物語の鍵にもなっています・・・

つまり、この " 魔装獣使い " というお話が～本編世界と同じ時間軸にあるものという証でもあるのです。


もっと簡潔にいえば、いままでのキャラたちがいくらでも大手を振って出てこれるという事なのですよ ｗ

これまでも・・・そんな事はお構いなしで～いくらでも自由に出てきてたんですけどね ♪　　←おいっ！


ではでは、またここで～この時間に・・・お会いすることにいたしましょう。」

※　ご存知、うちのチーフはご多忙ですが～それでも、ブログは進むよどこまでも ♪ ～なのです ｗ （謎）