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2009年11月27日金曜日

チョビ太、危機一髪!

その日、チョビ太郎は・・・なにか得体の知れない不気味なものを感じていた。

いつもならば、遊び友だちのゆーいちとでも・・・日課である散歩に出かけている時間帯であったが、
今日に限って、そのゆーいちも、また探偵事務所の他の誰も・・・姿をみかけることはなかったのである。












 
 ※ 突然、背後からチョビ太郎に襲い掛かってきた黒い猫のようなもが、身体の自由を奪ってきたのだ !?


~普段と明らかに違う妙な空気に、たえず警戒しながらも・・・、
ひとりの散歩を終えて、モザイク・グラス前まで戻ってきたチョビ太郎

だがその時・・・頭上にいくつかの花たちが舞うのを感じたと同時に、
何か黒い物体に、背後から乗っかられてしまい、白い煙にまかれ~意識を支配されかかったのである!


なんとか、それに抗いながらも必死で自我を取り戻そうとするチョビ太郎であったが、
足元はふらつき、意識はどんどん遠のいていく~まずい!・・・このままではやられてしまう!!


・・・まさに限界まで達したチョビ太郎の意識は、思いもよらない超絶な能力を発揮したのだ!


その力とは・・・なんと、別の場所で幽閉?されていた " ゆーいち " を召喚するというもので、
それに呼応するかのごとく・・・姿をみせたゆーいちの両目が、紅く妖しく光るではないか・・・!! !


~すると、チョビ太の頭上に張り付き、チョビ太を支配寸前まで追い込んでいた、
ネコのぬいぐるみのような魔物は~くるっと回転しながら、花たちの舞う中、地面にぽとりと・・・転げ落ちた。


おそらく、即死だったのではないだろうか~口から赤い血のようなものを出し、二度と動かなくなってしまった。



そして、その動かなくなった魔物を・・・火にくべて、不気味な面持ちで微笑み、それを眺めているゆーいち


・・・はたして、チョビ太郎が無意識で召喚してしまったこの目の前のゆーいちは、
いつものおちゃらけが大好きな・・・あの記憶喪失のの青年 " ゆーいち " なのであろうか・・・。

それとも~ゆーいちの姿をした、また何か別の恐ろしい魔物なのではないだろうか・・・?


~そういう不安な気持ちを抱えたまま・・・、チョビ太郎は燃えさかる真紅の炎の中、
いまにも朽ち果てていこうとする、黒い消し炭のようなぬいぐるみを・・・じっとみつめるだけであった。



                                                           ・・・つづく。



 ナレーション 「・・・いや~っ、ひっさしぶりに、本編オリジナルのメンツで~番外編を書きました w

 そのきっかけをくれたのは~いうまでもなく、うちの " ご意見番 "こと・・・鬼のチーフさんっすよ。


 今朝方、どっかんとSSを22枚ほど一度に送りつけてきて~、 " これで番外編かきなよ! " ・・・と、

 いきなりの超上目線で~、もうやってあげた感を全くかくすこともない素直なその性格・・・ (謎)


 どうせなら、自分とこの " ブログ " でやりゃ~いいじゃん・・・って思いつつも、  ←そうだよね!

 そこはそれ・・・人のできた作者さまなので~謹んでありがたく頂戴した次第なのであります ^^; 


 その中から、12枚のSSを苦労の末、選んで・・・今回のお話を考えました~えらいね作者さま ♪



 ・・・結果、いつものように~よくわからん、内容がないようなお話になりましたとさ w  ←ダメじゃん!!



 ではでは・・・またここで、この時間に~お会いすることにいたしましょう ^^ 」 




 ※ 誰よりも表情が豊かで、その多才ぶりには・・・いつも驚かされます~本編の名脇役、チョビ太郎くん。

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