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2009年11月3日火曜日

DMAT編:その1

それはもう何年も前のことになる・・・当時、タミースカーレットは同じチームに所属していた。

正式には、「Devil Monster Attack Team」・・・通称 " DMAT " と呼ばれる秘密組織で、
主に、非合法な活動を目的とした社会のルールに基づいて構成された・・・魔物抹殺部隊であった。










 ※ 数々の危険なミッションをこなしてきた " DMAT " にとって、まさかこれが最後の任務になろうとは !?


チーム全体の構成人数は、総勢13名・・・モヒカンがトレードマークの隊長 " ダンカン " を筆頭に、
彼以外のメンバー、12人の女性が各4名ずつ、A・B・Cのそれぞれ3チームに分かれて行動し、
基本、そのチーム単位ごとに、・・・熾烈で過酷な任務を着々とこなしていた。

 ※ 何らかの理由で・・・チームに欠員がでた場合のみ、常にその人数分だけが補充されるシステムだ。


ある時、任務に出かけたA・B合同チームが突然連絡を絶つという、これまでにはありえなかった事態に、
休暇中であったCチームにもスクランブル要請がかかり、急遽~その研究施設へと向かうことになったのだ。


・・・タミースカーレットの両名は、エルモア率いるそのCチームに所属する同僚であった。


Cチームのリーダーであるエルモアは頭脳明晰、射撃の腕も超一流の才女として知られ、
タミースカーレットの信頼も厚かった存在であったが・・・その彼女がまさか、瞬殺で命を落とすとは・・・。


 タミー 「・・・エルモアたちとは、ほんの一瞬離れただけだったのに、どう思う?・・・スカーレット


 スカーレット 「そうね、エルモアほどの人物が・・・これは只事じゃない事態だわ。」


血だまりに沈み、もう動くことも忘れてしまったエルモアと、もうひとり・・・チームメイトだったスコッティの、
その半分に切断された無残な亡骸を見下ろし・・・ふたりは、これまでかってなかった戦慄を覚えるのだった。


・・・その後、先に単独で潜入していた隊長のダンカンとなんとか連絡がつき、
合流を果たすことになるのだが、そのポイントへ向かう途中にも元チームの一員だったであろう、
すでに物言わぬ死体たちが累々と転がっていたのを、まざまざとみせつけられる事になったのだ。


 タミー 「・・・隊長、ご無事でしたか。」


 ダンカン 「あぁ、おまえたちもよく無事だったな・・・生き残ったのは我々4人だけになってしまったようだ。」


 ヒトミ 「・・・申し訳ありません、わたしがついていながら、こんなことになってしまって。」


そう口を開いたのは、今回のA・B合同チームのリーダーである栗毛色の髪をしたヒトミであった。

彼女は、Aチームの責任者でもあるが・・・ダンカンに次ぐ権限を持つ女性指揮官でもあるのだ。


 ダンカン 「いまは、そんな事をどうこう言ってる場合でもないさ・・・しっかりするんだ、ヒトミ。」


4人の目の前には、かってBチームのリーダーだった者が生皮を剥がれた悲惨な姿で横たわっていた。


 スカーレット 「わたしたちをここまで追い詰める相手なんて、いったいどんな敵なのかしら。」


 ヒトミ 「・・・わからない、エキスパート集団の我々相手に、とても信じられないことよ。」


するとその時、ダンカンの目が異様に輝き・・・異質なモノへと静かに変貌していくのだった。

その刹那の瞬間を、スカーレットの特殊スコープと、ヒトミの心眼は逃さずに捕らえていたのだ・・・!!


 ダンカン 「・・・ぅううううううう、ぉおおおおおおおお~~っ!! !! ! 」


 タミー 「・・・た、隊長 !?」




                                                            ・・・つづく。





 ナレーション 「・・・はい、タミースカーレットの隠された過去編、 " その1 " でございます~っ w

 ふたりは、幼馴染だっただけでなく~一緒に仕事をしていた時期もあったのですね・・・へー、そうなんだ ^^


 いったい、どれくらい前のお話なんだか~ちょっとわかりませんが・・・この研究施設とは、

 もちろん " 封印 " 関連の研究で、某国が極秘でしていた国家プロジェクトだったと言われています (謎)


 この続きがどうなるのか、また次回以降わかってくると思うのですが・・・もうしばらく、お待ち下さいね。



 ではでは~またここで、この時間・・・皆さまとお会いすることに致しましょう w 」



 ※ 以前紹介した " ひとみ " と今回登場した " ヒトミ " とは何か因果関係があるのでしょうか~っ? (謎)

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