" エリン " は、闇社会で活動する所謂~裏稼業に従事するもので、「封印屋」を生業としている女性である。
お供に使い魔の黒いフクロウを連れて、頼まれれば~寂れた古城であろうともすぐさま駆けつける凄腕だが、
その正体は " 謎 " のベールに包まれており、いま魔物たちの間では最も恐れられている存在になっていた。
※ たとえ、相手が巨大な魔物であろうとも~恐れず立ち向かう彼女を、人は「封印屋エリン」と呼ぶのだ。
その日彼女は・・・魔物 " 封印 " の依頼を受け、とある屋敷の一室を訪れようとしていたのだが、
そこへ向かう途中で偶然出会ったお化けガエルに道案内してもらう事となった。
お化けガエル 「エリンさん・・・そ、その屋敷までなら~このあっしが案内しやすぜぃ。」
エリン 「・・・そう、じゃ頼んじゃおうかな~カエルさん、そこんとこヨロシクね。」
お化けガエル 「へ、へぃ・・・そら、もう喜んで!」
いまや " 封印屋エリン " の名は、魔界でもそれなりに轟いているらしく、
恐れるあまり彼女に協力して・・・見逃してもらおうとする小物の魔物も多かった。
そして、程なく到着した屋敷で・・・そこの当主である依頼人から正式に仕事を請ける事となったのだ。
・・・屋敷内は、護符のおかげで~なんとかまだ綺麗な状態であったが、
しかし外装の方は、度重なる魔物の襲来による攻撃を受けてボロボロになっており、
一見するとこの立派な建物自体が~ " お化け屋敷 " というか廃墟のようにみえる悲惨な有様であった。
エリン 「ご安心ください・・・では、さっそくその魔物と子分を退治してくる事に致しましょう。」
そういうや否や、勢いよく屋敷を飛び出していき、夜毎暴れまくるという蜘蛛の化け物へと向かっていった。
そのお化けクモは、カラフルでサイケチックな色合いをした巨大で禍々しいものであったが、
このエリンの手にかかれば~ほんの刹那の時間・・・瞬殺といった感じで簡単に " 封印 " されてしまった。
エリン 「ふぅ~っ、一丁あがりってとこね・・・あと残るは、こいつのボスだけだわ。」
そして、エリンは躊躇うことなく・・・凄まじい狂気の発せられている方向へと進んでいくのだった。
その先にいたのは~やはり魔物のボスであり、巨大な姿で立ちはだかる化け猫 " ジンクス " であった!
ジンクス 「おのれ小癪な小娘が!~貴様なんぞ丸呑みにしてくれるわ!! ・・・ニャオォーーーン!! ! 」
エリン 「あら、言ってくれるわね~それじゃ、消化によくなくってよ w ・・・もうお昼寝の時間だわ 、封印!」
ジンクス 「・・・ウ、ウニャンっ !?」
またもや、一瞬の出来事であった・・・エリンは化け猫ジンクスの額に描かれた文字を、
" バッテン " をつけて否定することにより、なんと魔物の能力そのものを無力化したのである。
エリン 「しばらくは、このまま~おとなしくいい子でいることね・・・イタズラな仔猫ちゃん ♪ 」
" 封印 " され巨大なネコのモニュメントと化したジンクスの上にちょこんと乗っかり、
変装用のカツラを脱ぎさって、クスッと微笑む見覚えある姿は・・・紛れもなく~あの " 小紅 " であった。
忙しい探偵稼業の傍ら、こうして " 小紅 " にしか出来ない闇の仕事をひとりで片付けていたのである・・・
~流石は、闇の帝王と呼ばれ畏怖されている " 伯爵 " の正統な後継者、かつ、「封印」の継承者なのだ。
・・・つづく。
ナレーション 「・・・おぉ、また新キャラ登場かと思っていたら~そういう貴女は " 小紅 " さんっすね w
世を忍ぶ仮の姿が~ " 封印屋エリン " という裏稼業だったのですなぁ ^^; ←変装って言えんだろ?
まぁ、あの魔物バスターとして名を馳せていた・・・ " 伯爵 " の血を受け継いでいるという噂ですから (謎)
・・・そういう意味では、他の誰よりも適任であると言わざるを得ません!! ←へぇ~そうなんだ。
そうそう、ちなみに使い魔のフクロウくんですが~彼は、 " 伯爵 " から直接派遣されてきてるそうですよ ♪
ではでは、またここで~この時間に・・・まったりとお会いすることにいたしましょう。」
※ 悪さする魔物いるところ・・・ " 封印屋エリン " は、忽然と現れ~人知れず事件を解決していくのだ!
" ゆーいち " ・・・って?
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・・・ども、かれこれまた半年が経ってしまいましたね~ってことで、例の如く更新しちゃいます
(謎)ブログを更新するにあたって、SS撮って加工しないといけなくなったんで・・・約5ヶ月振りにINしました
w5月くらいにラキボの前で落としたままだったのですが・・・まぁ~すっかり更地になった場所にポツンと ♪ ※ 神出...
13 年前
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