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2010年7月23日金曜日

トラ執事

彼の職業は " 執事 " ・・・ご主人さまのご命令とあらば、たとえ国外へでも直ちに赴くのがその心情だ。

さっそく、いつものように無理難題を押し付けたれた彼は・・・颯爽と帆船に乗り込み任務を遂行していた。
実に有能な男であったのだが・・・彼は人と少しだけ外見が違っていたのだ~そう、ちょっとだけ違っていた。








※ 彼が少しだけ人と違っていたのは~その頭の部分、なんとトラそのもので、虎頭トラだったのだ。


長時間ずっと荒波に揺られ・・・船酔いと悪戦苦闘しながら、主のために彼はやってきた。


その巨大な身体に反し、彼はとても繊細であったので、例え船で酔って気分が悪くても、

執事としての体裁を整えることに全てを注いでいた・・・ほんとは、とても立ってられない状態だったのだが。


フラフラになりそうな足取りを、気合だけでまっすぐ歩いていた彼であったが、

その目に飛び込んできたものが、咄嗟に彼に戦闘体制をとらせる事となったのである!


・・・実際それはライオンの顔を模した洗練されたデザインの噴水であったのだが、

普段は意識してない素振りをしているが、その奥底でライバル心を燃やしているのがライオンであった (謎)



そこをなんとか気を取り直し~何度かゆっくり深呼吸をして・・・自分を落ち着かせてみる。



しかし、まだ心が鎮まらなかった彼は・・・夕日に染まる屋根へと駆け上り、紅い太陽と向き合ってみた。


~ようやく落ち着いた彼は、当初の目的を思い出したのだ・・・そうだ、主の用事を完遂せねば!!


トラ執事 「・・・うおぉぉぉぉぉっ、変身!白虎モード!! ! 」


禁断の秘術を駆使して、彼はさらにレアな " ホワイトタイガー頭 " へと~変化してみせるのだった。

その勢いのまま、任務を遂行するため・・・とあるカフェを訪れたのだったが、そこで待っていたのは !?


既に待ちきれなくなったご主人さまの要望で、とっくに空輸で送ったという情け容赦ない事実だったのだ。


・・・いったい何のために船酔いと格闘しながら、こんな遠くまで " 紅茶 " を買いに来たのだろうか?


トラ執事 「・・・こんな事でめげたりしないぞ、次こそは必ずや!」


真っ白に燃え尽きたまま立ちすくむ彼を、いつしか朝もやがやさしく包み込んでいくのだった。



・・・つづく。



ナレーション 「・・・いったい、何が言いたかったのだろうか~ってお話ですが、それもいつもの事っすね w


なーんとなく、SSを撮ったのはいいのですが~いざ物語をつける段階で挫折してしまい、こうなりました ^^;

まぁまぁ~ちょっとはお話になったんじゃないかと・・・思いますが、苦情はご遠慮くださいね w  ←おい!


SLは背景が綺麗で、もうSS撮るだけで満足してしまうとこがありまして・・・そこは問題なのですが~っ ♪

~ついつい、何枚も無駄にSS撮影をしてしまい・・・ブログ用のSS選択に時間がかかっておりまする。


ではでは、またここで~この時間に・・・まったりとお会いする事にいたしましょう w 」








※ 主人の仕打ちにめげなかった彼であったが、さっそくネットで他の就職先を検索していたとか w (謎)

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