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2010年7月12日月曜日

ミラージュ・カフェ

・・・ボクは夢をみていたのだろうか?

そうだ、きっと夢に違いない・・・だって、ボクはこのカフェを知らないのだから
ただ、とても懐かしい雰囲気がしたんだ・・・まるでボクが知っていたあの場所のように








※ 黄金オオカミくんが、チョコ色をしたキジラに乗って連れて来られたのは、誰もいないカフェであった


・・・気がついた時には、もうボクはそのカフェの前にぽつんと立っていたんだ

ここまで乗せてきてくれたはずの巨大なキジラの姿はどこにも見えない

とっくに飛び去ってしまった後という訳なのだろうか



そして、おそるおそる中に入ってみることにした

はじめて来るところなのに、どこかしら懐かしかった・・・気のせいかな?


カフェらしき店内には、白いピアノやハープなど楽器が置いてある・・・店主の趣味だろうか

いくつか絵や写真も飾ってあるけど・・・もしかしたらこの女性がオーナーなのかもしれない


しかし、明るい時間だというのに誰もいないなんて・・・きょうは定休日なのだろうか


コタツに暖炉、温かくて気持ちがいい・・・ぼーっと眺めていたら不覚にも眠ってしまったようだ



目が覚めたら、随分と寝ていたのだろう・・・あたりはすっかり夕暮れらしい

店の窓から・・・とても綺麗なまばゆいほどの夕陽がみえた


ふと、花の匂いに導かれるように屋上にあがると・・・そこには一面の花畑があった

中央にある噴水に腰掛けたボクは、これからどうしたものかと考えていたのだ


そうしたら、まわりに咲き誇っているヒマワリたちがこう囁きかけてきた


「ここにいてはいけないよ・・・ここはキミがいるとこじゃないから」

「はやくお帰り・・・キミがいた世界に帰らないとダメだよ」


そうなんだ・・・ここはボクがいるべき場所ではなかったのだ


その後は、もう無我夢中でよく覚えてないのだけど

あらん限りの力を振りしぼって、ボクは駆け抜けた・・・そうもう振り返ることなくだ



遠くなるほど長い時間だったのか、また刹那の短い時間だったのかわからない

ボクは、いつもの自分がいるべき場所にちゃんと戻ってきていた



やはり、あの出来事は夢だったのだろうか・・・身体にはまだほんのり暖炉の温もりが残っている



そんなボクの問いかけに答えてくれるものなど誰もいなかったが

・・・ただ頭上の満月だけが笑ってボクを見下ろしていた



・・・おしまい。



ナレーション 「・・・正式には初登場となります " 黄金オオカミ " くんの一人称タイプの物語ですね (謎)


ちょっとポエム形式といいますか~いつもの様に独りよがりのお話になっておりまして・・・やれやれっす ^^;

ほとんど勢いだけで、強引に書ききったので~意味不明ですが・・・苦情などはご遠慮くださいませ w


彼は、これまで出演している " オオカミ " くんとは別の存在です・・・まぁ姿は色以外そっくりですが ♪

今後、2匹が共演してくれる機会もあると思いますので~ぜひ、お楽しみに。  ←楽しいのか?


ではでは・・・またここで、この時間に~まったりとお会いすることにいたしましょう。」








※ 期間は未定の限定で、展示のみの復活らしいです~営業はしていないという事なのでご了承下さい。

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