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2010年7月7日水曜日

異常事態!

その時 " 小紅 " は、別の捜査であるSIMに潜入していたが~突如、ドラゴンが襲い掛かってきたのだ!

小紅が知る限り、このタイプはかなりおとなしい種族で、滅多に人前に姿をみせる事はなかったはずで、
このように凶暴な牙を剥いて、人を襲ってくることなど・・・およそ考えられない異常な事態であると言えた。










※ ドラゴンは迷うことなく、小紅だけを目がけて真っ直ぐ突進してきた・・・已む無く応戦を始めるのだが!


あまりにも咄嗟の出来事であったので、悠長に " 封印屋エリン " の格好に扮装する余裕などもなく、

ただ無意識に念じて・・・伯爵から授かった例の武器だけは、右手にしっかりと握り締めていたのである。

※ 使い魔である黒いフクロウは、別件で他の捜査に向かわせていたので・・・いまは不在だった。



ある意味、使い魔であるフクロウよりもずっと頼もしい封印を施した武器があったので、

空中浮遊もそれなりに可能であったし、最初の一撃をかわしてからは小紅ももう落ち着いて行動ができた。


小紅 (・・・あきらかに、あたしを狙って襲ってきたわ!・・・まるで何者かに操られているみたいだし。)


その後も何度かの攻撃をかわしつつ、徐々に間合いを詰めて接近してく小紅である。

既にこのドラゴンの襲撃パターン読み切った後なので、さほど苦労はなく・・・いっきに相手に詰め寄った。


・・・そして、ドラゴンの額部分に、まるで文字を書くように封印を打ち込むのであった!


すると、攻撃的だった赤い眼から~穏やかな青い眼へとゆっくり変化して、おとなしくなっていったドラゴン

どうやら小紅封印のおかげで、本来である元のやさしいドラゴンへと戻れたようである。


事態を悟ったのであろう、ドラゴンはこれがそのお礼と言わんばかりに、

己の上に小紅を乗せて・・・人目もはばからずに、SIM中を颯爽と飛んでみせるのであった。


小紅 「・・・うふふ、いいのよ…わかってくれたんならそれで w ・・・だから、それじゃ危ないってば ♪ 」


喜びのあまり、音速を超えて飛行されては、乗ってるだけの小紅もたまったものではなかったが、

ドラゴンの感謝する気持ちは充分に伝わってきてたので、それはそれでうれしく思えた。


名残惜しそうにするドラゴンに別れを告げて、自分の捜査に戻ることにした小紅だったが・・・

彼女が自らの封印を解いたことをもう察知してか、早速ちょっかいをかけてきたと考えられた事件と言えた。


小紅 「今度の戦いは・・・人間界も魔界もすべて巻き込んだ恐ろしいものになるかもしれないわね。」


あながち、この考えは間違ってはなかった・・・次の相手は、マダムたちとは違い、

より純粋な " " の存在であるあの暗黒破壊王の " ドリアン・モントーン " なのだから。。。



・・・つづく。









※ なるほど・・・小紅が自分の封印を解くとこにより~物語はまた先へと進んだということですなぁ (謎)

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