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2010年4月7日水曜日

白いタキシード

スカイ・カフェにおいて失態を演じてしまったマチコは、内心憂鬱になりながらも定時連絡のため、
とある雪深い場所を訪れていた・・・そこで、例の " 白タキシード男 " と待ち合わせていたのである。

実はマチコは、この得たいの知れない白いタキシード男、 " ゆーいち " があまり得意ではなかったのだ。




※ 同じ " ムー財団 " のエージェントという立場であるが、やはり、ゆーいちが上司という事になっている。


このゆーいちという男は、財団のエージェントの中でも " コマンダー " と呼ばれる特殊な立場であり、

マチコなども含め、何人ものエージェントを影で統括しながら作戦を遂行しているのである。


ゆーいち 「・・・報告書は読ませてもらったよ、結局、その探偵屋たちにまんまと逃げられたという事だね。」


マチコ 「はっ、申し訳ありません・・・不覚の致すところであります。」


言葉は一見丁寧なのだが、どこか読めないこの胡散臭い態度がマチコは苦手なのである。


ゆーいち 「ふむふむ、まぁいいでしょう~そのものたちは、このまま自由に泳がせておきなさい。

私の指示があるまで一切手出しは無用です・・・彼らに今後何もしてはなりませんよ、わかりましたね。」


マチコ 「・・・了解しました。。。ご命令とあらば、そのように致します。」


ゆーいち 「では、引き続き本来の任務に戻ってください・・・期待していますよ、マチコ・エージェント。」


マチコ 「ははっ、それでは・・・失礼致します。」


・・・そう言いながら、タバコを取り出してバトル・メイドへと瞬く間に変身していくマチコ

かるく浮き上がり背中のダブル・ローターを高速回転させ、はるか上空までいっきに加速していく。


あとには、ひとり残された " コマンダー " ゆーいちが、雪にぽつんと影を落とすのみである。


ゆーいち 「・・・ふふふ、ほんと困った人だなぁ~ " くれない " という男は、また要らぬ首突っ込んできて、

散々と引っ掻き回すことになるんだろうけども・・・まぁそれはそれで、楽しいと言えるのですけどねぇ (謎)」


また意味深な言葉を口にする白タキシード男、・・・ゆーいちであった。



・・・つづく。




ナレーション 「・・・おや、1回こっきりのゲストではなく~ " ゆーいち " も、こちらに参戦って事でしょうか?


以前の作品でも、 " 記憶喪失の謎の青年 " っていう設定だった訳で、その正体は不明なのですが、

しかも、複数の異なる風貌の " ゆーいち " という人物が、まったく違う場所に同時に存在する事がある・・・

~という意味不明な。。。はたまた奇妙奇天烈な設定もあったりで、とにかく、 " " なのです ^^;


この " コマンダー " ゆーいちの口ぶりからすると、くれないを・・・さも知ってる感じなのですけどねぇ (謎)


ではでは、またここで、この時間に・・・お会いすることに~いたしましょう。」




※ なんか、闇夜のカラス状態で、遠くからみたらよくわからない白いタキシード男なのであります w

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