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2010年4月12日月曜日

小紅からの使者

ネーブルフロッグに抱えられて姿を消すと間もなく、~このスカイ・カフェに新たな気配が現れた・・・、
それは、くれないがよく知っているもので静かだがとても芯が強く、また頼れる懐かしい人物のものであった。

その相手の名は " ローズマリー " ~小紅の隠密筆頭で、また影武者でもある凄腕のスーパー・クノイチだ。





※ ローズマリー小紅と同じく~探偵事務所設立時からいる初期メンバーであり、気心も知れた仲間だ。


黄昏に染まるスカイ・カフェに姿をみせたのは、小紅からもらったドレスに身を包んだローズマリーだった。


ローズマリー 「ご無沙汰しております、息災そうで何よりです・・・くれないさま。」


くれない 「おぅ、・・・誰だと思ったらローズマリーじゃないか、ずいぶんと久しぶりだよなぁ~ w

なんだ、あれか?。。。もう小紅んとこが心底イヤんなったんで、うちとこへ来たくなったのか?」


ローズマリー 「ふふふ・・・またお戯れを、本日は姫さまの伝言を持って参りました。」


こういう、くれないの軽口などは熟知しているので、まったく気にも留めない様子のローズマリー


くれない 「そっか、お姫さまも動き出したとしたら・・・やっぱこいつは厄介な出来事ってことだな。」


ローズマリー 「その件も含めて、一度ちゃんと会って話がしたいと小紅さまからのお申し出です。」


彼女とて、あの壮絶な事件(魔王編闇の黙示録編:参照)を共にくぐり抜けてきた心強い同志である。

このくれないとも・・・目には見えないが確かな絆で結ばれた旧知の間柄なのであった。


くれない 「・・・そうだな、たまにはあのツンデレ姫さまのお顔でも拝見しに行くとすっかな、

よしわかった、近いうちに1号と誘い合わせて " 推参 " すると伝えてくれ・・・頼んだぞ、ローズマリー。」


ローズマリー 「承知しました、必ずお伝え致します・・・姫さまもきっとお喜びになられますわ。」


くれない 「だといいがな~。。。。ふっ・・・またややこしい事に首突っ込む破目になったって訳かよ (謎)」


夕闇に染まっていこうとする花畑が、そっと見守る中・・・くれないめいた独り言を呟くのだった。


ちなみに~もうひとり、このふたりを少し離れたところから見守っていたくれないのパートナー " 1号 " は、

先ほどのネーブルの時とは打って変わって・・・穏やかな表情であったのを、ここに付け加えておく事にしよう。



・・・つづく。



ナレーション 「この " メカ・シリーズ " には、すでに二度目の登場となります・・・隠密ローズマリー


今回は、主である " 小紅 " の伝言を持って・・・くれないのところへと~やってまいりました w

ナツミの件もあるので、くれないよりも先に事態を把握していたのではないかと考えられますなぁ ^^;


・・・さて、また何か世界を揺るがすような悪い現象が、水面下で起きているのでしょうか?

きっと、作者さまは先の事などあんまし考えてないので~どういう展開になっていくのかは読めません (謎) 


ではでは、またここで~この時間に・・・再びお会いすることにいたしましょう。」



※ ますます迷走していくこの「メカ・シリーズ」ですが~どこかに光明が差す場所があるのでしょうか?

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