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2010年2月4日木曜日

逃亡者ネーブル

UZ-00(:フロッグ)を無断で連れ出した事により、その行方を追われている " ネーブル " 女史であるが、
専門の追跡部隊まで派遣されていたにも拘らず~なかなかにその姿を発見するに至らない日々が続いた。

しかし、ついに・・・元は同じチームで研究していた仲間でもある " ミネコ " が、彼女に行き着くのであった!



※ ネーブルミネコは性格も全く違っていたが、不思議と気が合う間柄で・・・よく連れ立ってた仲だった。


逃亡の日々を送るネーブルは大きなトランクひとつ持って、いまにも電車に乗り込もうとしていた。


ミネコ 「・・・ふぅ~っ、やっとみつけたわよ。。。ネーブル姫さま w 」


ネーブル 「やっぱり来たのね、ミネコ・・・もし見つかるとしたら、あなたにだとは思っていたわ。」


ミネコ 「ふふふ・・・それは光栄ね~ネーブル博士、さっ、乗って・・・話は移動しながらでもできるわ。」


幸いにも電車は無人のオート運転で、せまい車内にはネーブルミネコの両名だけであった。


ミネコ 「いま会社は必死で、あなたたちの行方を捜索してるのはもちろん知ってるわよね?

あたしにもそれに協力してくれって打診されてるんだけど、まだ返事はしてなくて保留してるのよ。

それにここんとこ毎日、あたしにも尾行がついてて、撒くのにけっこうかかったのよ w 」


ネーブル 「そうね、あの " リリー・コーポレーション " がそう簡単に諦めてくれるはずないものね。

でも、あたしにはやらなくてはならない事があるの・・・今はまだ捕まることなんて出来ないわ。」


ミネコ 「あなたがこうなった原因は~あたしにはわかっているわ、それはあの朴念仁のカボス博士よね。」


ネーブル 「あの人は、結局のところ研究のことしか頭にないってわかってはいるんだけどもね・・・。」


ふたりの会話が進む中も、一両しかない電車は何も変わらず軽快に街の中を走ってゆく。

そして、終点に到着したふたりは無言のまま、とあるショッピング・モールの屋上へとやってきたのだ。


ミネコ 「ねぇ、ネーブル・・・どうしても、いまは戻らないってことよね?」


ネーブル 「えぇ、そうよ・・・あたしが前に進むためにも、いまは戻らない、いいえ、戻れないのよ。」


すると突如、ふたりのすぐ上に・・・UZシリーズのプロトタイプ " フロッグ " がその勇姿を見せたのだった


ミネコ 「・・・UZ-00!、あなたはこのこを使って、いったい何をしようとしているの?・・・まさか?! 」


ミネコの動きに反応して、とっさにネーブルを庇い・・・すぐに攻撃態勢に入るUZ-00こと " フロッグ "


ネーブル 「おやめなさい " フロッグ " ~彼女は敵じゃないの・・・そう、いまはまだね。」


ミネコ 「えぇそうね、いまはまだ・・・・・・だけど、既に " サイバー・ドール " が試運転を開始したのよ。

ネーブル、あなたが提唱したあのシステムがもう起動しているの。。。もし、次に会った時は、その時は !?」


ネーブル 「うふふふ・・・それはとっても楽しみだわ、その時はこのあたしの " フロッグ " と、

あなたの " サイバー・ドール " で、対決をしましょうね・・・それまで、しばしのお別れよ。。。ネコ娘さん。」


ミネコ 「今日のところは、あなたの友としての忠告だけにしとくわ、でも~次回はないわよ、ネーブル博士。」


そうして、ふたりは屋上で夕暮れに照らされながらにっこりと微笑みあった。

その後 " フロッグ " に抱えられたネーブルは何処ともなく飛び去っていき、あとにはミネコだけだ残った。



・・・つづく。



ナレーション 「・・・発見してすぐなら " サイバー・ドール " システムを使いネーブルを捕獲することは、

まだ可能であったはずですが、あえてそれを行使しなかったということは~やっぱり、それって・・・。


ミネコ自身、ネーブルとの " " を大切に想い~彼女に最後のチャンスを与えたという事なのだろうか?


UZシリーズと " サイバー・ドール " ・・・そのどちらにも深く関わっているネーブル女史とミネコ

今後、ふたりの関係はどうなっていくのでしょうか・・・それは、いずれまたの機会にお話しましょう (謎)


ではでは・・・またここで、この時間に~きっとお会いいたしましょう w 」




※ チーフがどどーんと豪快に巨大広告を出してくれましたっ!~こんなん出したらいくらかかるんじゃ ♪

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