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2010年2月21日日曜日

寂れたモーテル

ひたすら逃亡の日々を送るネーブル女史は、いくつかの列車を乗り継ぎ・・・とある片田舎の郊外にある~、
かなりうら寂れたモーテルへとその足を運んだ・・・そこでひとりの人物と会う段取りになっていたからである。

その人物は、白いタキシードを身につけて、いまや遅しとネーブルが到着するのを待ち構えていたのだ。




※  " ゆーいち " ~と名乗る如何にも怪しい白タキシードの男の目的は・・・いったい何なのであろうか?


ここら辺りは、過疎化も進み・・・普段はあまり人影さえもみえないほど寂れてしまっていた。

こんなので果たしてやっていけるのか心配になるくらい~すでに活気は消え失せてしまったらしい・・・。


UZ-00こと、 " フロッグ " に身辺警護をさせてながら、逃亡生活を送るネーブル女史であったが、

それでも、どこから嗅ぎつけてくるのか・・・なんらかの接触を図ってくるものは後を絶たなかった。


その中から、彼女の大学時代の恩師の紹介状を持ってきた相手と、とりあえず会う約束をしたのである。

その相手が指定してきたのが・・・この寂れてしまったモーテルの敷地内であった訳なのだ。


ゆーいち 「~お待ちしてました、ようこそおいでくださいましたね・・・ネーブル博士。」


ネーブル 「こんにちは、ゆーいちさん~教授は、お元気なのかしら?・・・もうずっとご無沙汰しているわ。」


ゆーいち 「えぇ、とてもお元気でいらっしゃいますよ・・・あなたにもお会いしたがってました。」


とりとめない世間話をしながら・・・ふたりはあたりを警戒する事もなくぶらついた。

ネーブルの手にあるトランクと背中のリュックがやや重そうであったが、もうそれにも慣れているみたいだ。


ゆーいち 「安心してください、この周辺は我々の手によって完全に押さえてありますので。。。」


ネーブル 「そうなの・・・では、そろそろそちらの用件を伺いたいわ。」


ゆーいち 「流石、噂に違わぬ知的なお方だ・・・その方がこちらも話が早くて助かりますよ、博士。

実は、我々の財団であなたの才能をいかんなく発揮してはいただけないかと思いましてね・・・。」


こういう、いろいろな目的で・・・ネーブルは常に狙われているという事なのだが・・・。


ネーブル 「そうね、あの教授が推薦してくださるのだから、かなり信頼もおける相手なのはわかるわ。」


ゆーいち 「いまのままでしたら、いずれあなたは身柄を拘束されてしまうでしょうね・・・だが、我々なら!」


ネーブル 「・・・もう少し考えさせてもらえるかしら、いまはまだその気になれなくて。」


ゆーいち 「そうですか、わかりました・・・では、よいお返事を期待して待っておりますので。。。」


ネーブル 「えぇ、そうなればよいですわね~、 " フロッグ " 迎えに来てちょうだい!」


すると、どこに潜んでいたのか次の瞬間には・・・ふたりの目の前にあの " フロッグ " が姿を見せたのだ。


ネーブル 「それでは、ごきげんようですわ~ゆーいちさん w 」


ゆーいち 「我々は、あなたを絶対失望させませんよ・・・では、いずれまた近いうちに。」


いつものように、 " フロッグ " に大事に抱えられるようにしてネーブルは上空へと飛び去っていった。

あとには、暗闇にボーっとひかる白いタキシードの男が・・・不気味に笑う姿だけが残った。



・・・つづく。




ナレーション 「・・・まぁ~新キャラというよりは、ゲストキャラが登場!って感じのお話ですね ^^;


この " ゆーいち " も、所謂・・・本編?からスライドしてきたキャラで~、既存な訳なのですが w

本編に幾人か登場する " ゆーいち " のうちのひとりって事で・・・雰囲気はかなり違っています (謎)


・・・今回はネーブル女史をスカウトしようとする~とある財団の " エージェント役 " で出演させました。

でも、いつも通り~今後また出番があるかどうかは・・・まったく未定ですので、ご了承くださいませ ♪


ではでは、またここで~この時間に・・・お会いすることにいたしましょう。」



※ んじゃせっかくなので3人?揃っての記念撮影をば~ってか、誰も笑うとかもしないんだよなぁ~っ w

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