気性の荒い暴君であるザーボンを・・・もっとも把握している人物であり～細部にも目が行き届いていた。
しかし、そんな彼女の私生活というものは社内の誰も、きっとザーボンでさえも知り得てはいなかったのだ。
※ 愛人として～ひとりの女性としてカリンは、相手の望むべき姿を完璧に演じてみせる事に長けていた。
・・・けっして裕福とまでは言えないが、カリンはごく一般的な中流クラスの家庭で育ち、
お金で苦労をした人生ではなかったのだが、厳格な父のもと精神的に締めつけられた青春時代を過ごす。
一人っ子ということもあり、その父の影響を一身に受けた幼少期だったが、
特にグレることもなく、まっすぐに・・・比較的機転の利いた賢い子供であったと言えるだろう。
いつの頃からか、彼女はどうすれば父に叱られないで済むのか、その先を読んで行動し、
大学を卒業する時には、周りの誰からも信頼を得るような生き方を身につけていたのである・・・。
～そんな彼女であったが、実は誰にも言ってない秘密の趣味があって、
それだけが、完璧な道を歩もうとする彼女の唯一の心の支えであったと言えるのかもしれない。
これに関しては、自宅だけの限られた空間でのみ楽しんでいる事なので・・・、
けっして互いのプライベートな家では会おうとしない・・・ザーボンに知られることはなかったのだ。
カリンの自宅のクローゼットには、きわどい下着類はもちろんの事、バニーガールや体操服にブルマ、
ナースやSM女王のコスチュームなどぎっしりと並んでおり・・・あらゆる職業に対応できる品揃えがあった。
カリンは、非公式だが・・・超一流のコスプレイヤーであり、根っからの " 腐女子 " であったのだ？!
ネット社会でもあるいま、自宅にいながら同人活動をしたり、萌えたりと・・・日々勤しんでいるようである。
幼い頃の厳しい環境から逃避するために彼女が辿り着いたのは、この未知の世界であった・・・
カリンはいろいろな自分に変身することによって・・・己を完璧にコントロールする術を身につけたのだ。
そんな彼女にとって、ザーボンとの愛人契約さえも、それを演じきっている延長に過ぎないのかもしれない。
・・・つづく。
ナレーション 「・・・この " カリン " をザーボンの愛人として送り込んできた首謀者のチーフが、
今度は、これを使って話を書いてよ！・・・と送ってきたのが～これらのエロ？いSSだった訳なのです ＾＾；
そこまで構想できてんなら、話も全部書いたらいいじゃん！・・・っていう作者さまに対し～、
" いや、それはあたしの仕事じゃないから～っ ♪ " と意味不明の言い訳をして逃走する始末でして （謎）
仕方がないんで・・・泣きながら、これらのSSを見て、妄想・・・じゃない、空想を膨らませてまして、
今回の " 愛人の素顔 " を書かせていただきました。。。このタイトルも当初 " 秘書の素顔 " としてたら、
" あっ、それよりも愛人ってしてよ、わかった？愛人の素顔だからね！ " と念押しされ～止むを得ず・・・
～というわけで、この一連の責任はやっぱりチーフにあるので～苦情などはあちらへどうぞ ｗ
ではでは・・・またここで、この時間に～お会いすることにいたしましょう。。。あぁ、やでやで 」
※ こうなる展開は、俗に言うチーフの確信犯の行為であって、作者さまはなんら関知しておりません ＾＾；
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