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2010年2月11日木曜日

呉服屋繁盛記④

さて、前回の3回分より~はるかに間も空いてしまいましたが・・・あのウワサ?の空想ラブストーリー
 " 呉服屋繁盛記 " がひょっこりと~帰ってまいりました。。。まぁいまさら感は否めませんが、ご容赦を ^^;

※ 呉服屋繁盛記①呉服屋繁盛記②呉服屋繁盛記③  ←を、ご参考にしてくださいませ w



※ お待たせいたしましたが~やっと " 女将 " さんをご披露目する機会がやってきました・・・で、誰なん?


これまでのおさらいをすると、ページが足りなくなりますので・・・割愛させてもらいますけど ♪  ←おいおい。


前回の最後、善次郎は・・・旦那はんと女将さんの危機を聞きつけ、
駆けつけようとするところまでで、唐突におわってしまったのでございますが・・・。

なんと、今回は・・・その続きなどではなく~あれから数ヶ月が過ぎたという、とんでもない話でして (謎)



・・・その日、やり手番頭の善次郎は、春まだ浅い京都へと女将さんに呼びつけられていたのでございます。

そして、自慢の舞を・・・善次郎のためだけにみせ~いつもと違いかなり上機嫌なご様子であったのです。


女将 「たまには息抜きも必要やさかい~あんたもその仏頂面今日は止めなはれや・・・善次郎。」


善次郎 「へぇ・・・女将さん、そやかてわてまだ仕事の途中でしてなぁ。。。」


女将 「かまへんのよ、あないなもん~うちの " バカ亭主 " にさしといたらええねんて w 」


困ってる善次郎を尻目に、いつになく笑顔でそう言うと、ふたたび自慢の舞を披露する女将さんであった。


ひとしきり舞うと、もう満足したのであろうか~場所をかえ、馴染みの茶屋へと移動した女将さんと善次郎


女将 「あんたには、ほんまに感謝してるんやで・・・あん時、必死であたしらの間に割って入って、

とふたりでとめてくれんかったら、とっくにあのバカ亭主と別れてたかもしれんのやしなぁ。。。」


善次郎 「・・・あん時は、もう夢中でしたからな~わては旦那はんには大恩がありますよって。」


女将 「そうらしいなぁ~あんたが初めて奉公した先が、あの人んとこの実家やったいう話は、

このあても聞いてますさかい・・・まぁ、きっとボンボン育ちで飄々としてたんやろうな~想像がつくわぁ w 」


善次郎若旦はんは・・・いえ、旦那はんは、あぁみえますけど、ほんとに立派なお方なんどす。」


女将 「まぁ、あんたがそこまで言うてくれるんは、あてかて嬉しいわ・・・あれでもうちの亭主やよってな。

いややわもう、そないな事より・・・あんた " " のことどない思てますんや?~あてから見てても、

お互いそない憎くも思ってない雰囲気やけど、まだまだあの娘も食い気ばっかりの子供やさかいなぁ。」


善次郎 「・・・へぇ、お嬢はんのことは、旦那はんからもそれとなしに言われてますけども。。。

奉公先の大事なお嬢様ですさかい、番頭風情のわてが・・・どうこう言える立場やないと思ってます。」


こうして話してる間にも、京都は夕暮れにとっぷりと包まれていき・・・見事な桜の木を紅く染めていった。


女将 「あてがどうのとか、旦那がどうのとかは関係おまへん~若い二人の・・・善次郎の気持ちの、

そう肝心なんは~そのふたりの気持ちなんやし。。。あては、そこが一番大事なことやと思てますんや。」


善次郎女将さんおおきに、そこまで言うてもらえるなら・・・後日、お嬢はんには直接、

このわての気持ちを伝えてみる事にします。。。自分の口からはっきりと包み隠さず、全てをぶつけて・・・」


女将 「よういうてくれた善次郎、やっぱり男ははっきりせんといかへんよ、そうはっきりとなぁ~っ、

せやかて、がどない返事するかまでは、あてかて責任とれませんよってな~あはははっ ♪ 」


・・・これで少しは、ほっとしたのであろうか~大げさに豪快に笑ってみせる女将さんと、

胸中、かなり複雑な善次郎は、愛想笑いをしてるつもりで、苦虫を噛み潰したような顔になっている事にすら、

まったく気づかないような~普段ではけしてあり得ない・・・そんなわかりやすい様相でいたのでございます。



・・・つづく。




ナレーション 「す、すんごい!~前回のラストを何事もなかったかの如く、さらりとスルーしております ^^;

・・・じゃあのフリはなんだったんだよ!~って事になりますよねぇ。。。やれやれにも程がありますがっ。


まぁあのままお蔵入りになってたこの " 呉服屋繁盛記 " が復活しただけでも評価してあげましょう w


そして、やっとこさ登場できました~ " 女将 " さんは、ばっちりメイクのチーフが演じてくれましたぁ~っ ♪

なんとか、お披露目できて~こちらも一安心です・・・やっと肩の荷もおり、あの重圧から解放されました。


チーフ女将さん役でしたが、では一体誰が旦那はん役なのだろうか?~もう出番なかったりして (謎) 


ではでは、またここで~この時間に・・・お会いすることにいたしましょう。。。またね w 」



※ チーフとの共演に・・・疲労困憊になりセットのベッドで~つい眠ってしまった善次郎役の " ゼット " 。

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