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2010年2月8日月曜日

燃える野望

ここは " リリー・コーポレーション " のライバル社である~ " エンド・ヘブン社 " が所有している島で、
エリート社員たちだけが招待される~特別な保養リゾート施設でもあるが・・・普段は社長個人の別荘なのだ。

会社は代々 " バンペイユ一族 " が経営しており~現在は " ザーボン " がその代表として君臨している。



※ 自家用潜水艦で、揚々とやってきたのは・・・この島の所有者 " ザーボン・バンペイユ " であった。


ザーボンは、一族の中でも特に・・・ずば抜けた経営方針を打ち出し会社をさらに大きくしてきた。


「情報こそが、戦力!」という持論の基に~あらゆる方面にスパイを潜り込ませ、

業界最大手 " リリー・コーポレーション " の打倒を目標に、己の野望に向かって邁進しているのである。


そんな多忙な中、趣味の潜水艦に乗り・・・別荘へと、つかの間の休息をとりにやってきたのであるが・・・


ザーボン 「・・・なに?~誰もいないはずなのに、センサーに人影らしきものが映ってるぞ。」


それを確かめるべく、ザーボンは単身・・・アサルト・ライフルを手に、その地点へと急いだ。

そして、そこでみたものは、自分が雇ってカボスの研究所に送り込んでいる " ナツミ " の姿であったのだ。


ザーボン 「・・・ん、どうしてキミがここにいるんだ?。。。ここで、何をしている !?」


ナツミ 「まぁ、そんなもの向けられたままでしたら~恐ろしくて何もお答えできなくってよ。」


・・・だが、うっすらと笑みを浮かべるナツミは、言葉と裏腹にずいぶん落ち着いた様子である。


ザーボン 「くっくっくっ・・・まぁ、流石だよ~この状況でもまったく動じないその物腰、いいねぇ ♪

わたしが選んだだけはあるというものだ・・・じゃ用件を聞こうじゃないか、許可する~さっそく話したまえ。」


ナツミ 「・・・あら、あたしは社長さんに~ただお会いしたかっただけ。。。なのですわ。」


大きく丸いソファーに、どさっと横になるザーボンを尻目に・・・ナツミは涼しい顔でそう言ってのけた。


ザーボン 「ふん、わたしはそんな世迷言に興味はない・・・キミの仕事ぶりには感心しているのだよ。

UZシリーズの " ゴールド " の件だって、とても高く評価をしているのだしな・・・ナツミくん。」


ナツミ 「それは光栄ですけれど、いただいた仕事を遂行しているだけで~当たり前のことですわ。」


ザーボン 「・・・まったく食えない女だよ~キミは。。。まさしく現代に生きる " くのいち " そのものだな。」


さりげなく、ザーボンの横に寄り添い~妖しい微笑でいるが、本心を見せる事はないナツミである。。。

~間髪いれずすっと立ち上がり、彼女から距離をとって、己の潜水艦を満足げに見下ろすザーボン


ザーボン 「・・・キミが我が社に不利益な事さえしなければ~何をしていてもかまわんのだよ。

わたしとて、有能なキミを失うのには忍びない・・・くれぐれも~その点だけは注意しておきたまえ。」


ナツミ 「暖かいご忠告をどうもですわ・・・社長さん、その言葉を肝に銘じておきましてよ。。。うふふっ。」


どこかお互いに真相を隠したまま、 " 雄タヌキ " と " 女狐 " の化かし合いはどうやら終結したようである。


~ふたりは、仕事上のみ臨時的なパートナーであるが、

油断したらいつ寝首をかかれるかわからないそんな間柄であり、

それさえも~承知の上での危険なお付き合いという事なのであろう・・・。 



・・・つづく。




ナレーション 「・・・まったまた性懲りもなく新キャラの導入ってどういうこっちゃ~っ!! ~ってことで、

登場しました " ナツミ " の雇い主、 " エンド・ヘブン社 " 社長の " ザーボン・バンペイユ " であります。


この作品ではカボスに続いて2人目の男性キャラですが~見た目はちょっと " ハード・ゲイ " っすね ^^;

当初は、お姐言葉でしゃべるキャラでいこうとも思ってたのですが・・・諸事情でやめにしました w (謎)


さて~彼は今後も物語にからんでくるのでしょうか~それとも、このまま・・・以下省略。  ←おい!

今回舞台となったのは、チーフがみつけてきてくれたSIMで~さっそく使わせてもらっちゃいました ♪

※ 前回のブログ・・・ "チーフって何者? " もあわせて~ご参照してくださいませ。


ではでは、またここで~この時間に・・・お会いすることにいたしましょう。」


※ ぐ、ぐはーっ、これは・・・いわゆる " アン・ラッキー・チェアー " ってやつじゃないですか~うぎゃー!

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