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2010年2月17日水曜日

バラのドレス

ここは、知る人ぞ知る隠れ家的なレストランの最上階にあるスカイラウンジ・・・事前に予約を取っており、
この時間は・・・ふたりだけの貸切にしてもらい~他の人は誰も立ち入らないようにと申し付けてあったのだ。

ひとりは、多重スパイとして暗躍する多き女 " ナツミ " と、もうひとりは「バラのドレス」を身につけた・・・




※ 普段はきっと誰にも見せた事のない本当の素顔で・・・管ナツミは目の前の相手に心から接していた。


ナツミを呼び出し、ここで落ち合う約束をしていたのは・・・なんと " ローズマリー " であった。

彼女は、主君とも言える " 小紅 " からもらった「バラのドレス」を身にまとい、颯爽と現れたのである。

※ ローズマリーについては、「kurenai's 空想紙芝居 (謎)」シリーズをご参照してください。


ローズマリー 「よかった、元気そうで何よりだわ・・・えっと、いまは " ナツミ " だったわよね。」


ナツミ 「ご無沙汰しております、おかげさまでなんとかですわ。。。ローズマリーさま。」


ローズマリー 「 " さま " なんてよしてよ、わたしたちは皆、小紅さまに命をささげた仲間なんだから。」


ナツミ 「うふふ、そうですわね~あたしもこの任務が完了したら・・・会いたいなぁ、姫さまに。。。」


そういって、屈託なく笑うナツミは・・・いままでに見せたことのないような笑顔をしていた。

そうなのだ・・・このナツミローズマリーたちと同じ里出身の隠密。。。 " くのいち " だったのである。


ローズマリー 「あなたったら、定時連絡もろくすっぽしてこないって言うし、昔から無茶ばかりするって、

~そう評判だったじゃない・・・それで、わたしが直々様子を見て来いって話になったわけなのよ。」


ナツミ 「そうですか、お手数かけてしまってすいません・・・ローズマリーさま。

でも、おかげでお会いできたんで、あたし的には~してやったりって感じですけどね w 」


ローズマリー 「もう、この娘ったら~でも、ほんと元気そうでよかったわ・・・あまり無理したらダメよ。」


ナツミ 「はい、ありがとうございます・・・姫さまにもよろしくお伝えくださいね w 」


ローズマリー 「えぇ、わかったわ。。。でも何かあったら遠慮なくすぐ連絡してくるのよ・・・。」


・・・ほんの短い時間ではあったが、ふたりは軽い食事をとりながら会話を楽んだのである。

ナツミには、こうした当たり前といえるごく普通の時間さえも・・・もうずっとなかった事なのであった。

そして、あっという間に予約した時間は終了となり、ローズマリーは任務へとまた戻っていった。


あとには、ぽつんと・・・ひとり残されたナツミだけが、夕陽に照らされたテーブルについていたのである。



・・・つづく。



ナレーション 「・・・おぉっ!~な、な、なんとーっ、これはあのローズマリー姉さんじゃあ~りませんか!!


するとこの " メカ・シリーズ " と " kurenai's 空想紙芝居 (謎) " シリーズは、同じ世界観の物語って、

ことになるのでしょうか~?。。。それとも、単なるパラレル世界ってだけなのかもしれませんが・・・ w (謎)


たぶん、作者さま的には~あんまり深い意図はなく・・・ただのゲスト出演だったとは思いますが、

いわゆる本編である " kurenai's 空想紙芝居 (謎) " シリーズと実は世界が融合してるんだよって、

暗に示唆したかったんだと~そゆことだったんだと・・・思われますね w  ←何が言いたいんだか !?


それに、新キャラじゃないんで~あんまし無理に説明もしなくていいって利点もありますからねぇーっ ^^;


ではでは・・・またここで、この時間に~お会いすることにいたしましょう ♪ 」



※ この短い髪型とバラのドレスって事で本編のどの時間あたり以降なのか塑像できたりしますね (謎)

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