前回のあと、反省した杏に連れてこられ、やったきたのは仲見世通りの中にあるお寿司屋さんでした。
ささっと、板前さんにこそっと耳打ちする杏・・・どうやらしばらくの間、ここを貸切にしてもらう算段で、
こじんまりとした空間ですが、あっという間に善次郎と杏のふたりっきりの状態になったのでございます。
※ これまでの話の詳細は " 呉服屋繁盛記① " & " 呉服屋繁盛記② " をご参照くださいませ。
※ 奉公先のお嬢はん・・・杏にいいように振り回されている番頭の善次郎、さて、その本音はどうなのか?
わが店の如く、当たり前のようにカウンター内に入り、食材やらを吟味しだす杏・・・
杏 「・・・こんだけ揃ってたら、けっこう何でもつくれる感じやんなぁ~なぁ、善次郎 w 」
善次郎 「へ、へぇ・・・そのようですわなぁ。」
杏 「もう、何ぽーっとそこに立ってるん・・・さっさと準備してや、あんたがご馳走してくれるんやろ?」
どうやら杏は、ここで善次郎に手料理をつくらせ・・・それをご馳走になるつもりのようだったのでございます。
杏 「うち知ってるんやで、善次郎が料理できるんを・・・いっぺん食べてみたかったんよ ♪ 」
善次郎 「お嬢はんには、かないまへんなぁ~ほんま、物好きなお方やわ。」
杏 「ええの、ええの・・・あっ、ひとつだけ注文あるねん~ぎょうさん、大盛りで頼むわ w 」
まぁ約束でもあったので、善次郎はいつになく真剣に食材とにらめっこをして、
ぱぱぱっと、何品かの料理をつくり・・・お嬢はんの杏に振舞ったのでございます。
杏 「せやなぁ~うちのお母ちゃんにはかなわんけど、ちゃんと食べれるんつくれるやないの。。。
難をいうたら、若干・・・味付けが濃いかな、関西は薄味が基本なんやし~ほな、ご馳走さんでした。」
善次郎 「へぇ、おおきに・・・またあんじょう勉強させてもらいますよって。。。お粗末さんでした。」
お腹も満たされたのか、かなり上機嫌で・・・にこにこと微笑む杏でありました。
杏 「そうそう、ここのお店な・・・お父ちゃんがお母ちゃんに内緒で出してるお寿司屋さんやねん。」
善次郎 「ほほーっ、さようでございましたか、道理で無理もきく訳やったんですな。」
そんなことがあって、また数日・・・平凡な日々がすぎたのでございますが。。。
店先にいた善次郎のそばへと、早足でかけて近づいてくる杏の姿があったのでございます。
杏 「ぜ、善次郎・・・お父ちゃんとお母ちゃんが、大変な事になってるんよ。。。はよう一緒に来て!! 」
善次郎 「旦那はんと女将さんがですか・・・わかりました!、ほなすぐ、わてもご一緒しますさかい。」
そうしてふたりは、すぐに人力車に乗り込み・・・何処へと向かっていくのでありました。
・・・つづく。
ナレーション 「・・・あぁ、じれったい!。。。短期集中なのにちっとも進展しないじゃないか !?
この調子では、ふたりのラブロマンスが始まる前に " 最終回 " になっちまうような気がする~っ (謎)
しかし、ついに次回は・・・予告していました~ " 女将 " さんが登場するようですなぁ w
いったい誰なんでしょうか~旦那はん&女将さん候補は3組あったのですが、さて、栄光はどの組に?
しかも~撮り置いてたSSは、今回で在庫がなくなってしまったので・・・また撮らないといけません。
う~ん、どうすれば世界中が泣いて感動する作品になるのか・・・教えてくださいませ! ←知るかよ ^^;
ではでは、またここで~この時間に・・・お会いすることにいたしましょう。」
※ 撮影の合い間もセリフをくり返し、役作りに専念する " Z " と、それをポカンとながめている " アンネ "
" ゆーいち " ・・・って?
-
・・・ども、かれこれまた半年が経ってしまいましたね~ってことで、例の如く更新しちゃいます
(謎)ブログを更新するにあたって、SS撮って加工しないといけなくなったんで・・・約5ヶ月振りにINしました
w5月くらいにラキボの前で落としたままだったのですが・・・まぁ~すっかり更地になった場所にポツンと ♪ ※ 神出...
13 年前
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